仕事は辛い…でもやりがいも大きいのが保育士の大きな魅力

保育士の仕事はモンスターペアレントの相手をしなくちゃいけなくて、家に帰っても、翌日の教材を夜遅くまで作らなくちゃいけなくて、それでいて月給が安い…と、不満がたまっている方もけして少なくはありません。しかし、保育士の仕事を続けている方の多くは、子どもと接するという保育士ならではの仕事にやりがいも感じています。日頃の不満も子どもの成長や笑顔で吹き飛ぶ…そんな方も多く、それが保育士の魅力でもあるのです。

では、実際に保育の現場で働いている保育士は、どのような点にやりがいを感じながら、日頃の仕事を行っているのでしょうか。

まずは、やはり子どもたちの笑顔や素直な喜びという点が挙げられるでしょう。元気良く「おはようございます」という挨拶をされたり、大人では当たり前のように思えることでも、子どもにとっては新鮮で、それが喜びや感動となって表情に現れる…そんな素直な感情表現に保育士側も喜びを感じるものです。

多くの子どもの成長を肌で感じ取ることが出来るのも保育士の大きな魅力でしょう。毎日何か新しい発見をしたり、出来なかったことが出来るようになる瞬間があります。成長すれば、当たり前のように出来ることであっても、誰もが通り過ぎる最初で最後の出来るようになった瞬間。これはその子どもの人生において貴重な成長の1ページであり、その瞬間に自分もいて、成長の喜びを共有できるのは保育士の醍醐味でもあります。

こうして、たくさんのお子さんと日々を暮らしていくことで、親しげに甘えてきたり、「これが出来るようになったから、先生見て!」と、自主的に話し掛けてきたり…そうした日頃のつながりが、子どもと保育士との間で強い絆になることもあります。これは卒園したら終わり…もちろんそういった場合もありますが、今後に渡ってずっと覚えてくれる子どももいるでしょう。多くの子どもの人生の1ページに自分がいる…保育士は非常に夢のある仕事でもあるのです。

喜びを感じるのは子どもからだけではありません。お子さんを預けている保護者から「いつもありがとう」とか、「おかげさまで安心して共働きできています」とか…そのような気持ちを伝えられても、やはり喜びやモチベーションにつながります。自分自身の仕事が社会にすごく貢献している…そんな達成感を味わうことが出来るでしょう。

確かに、保育士として働くことはけして平坦な道ではありません。何かと困らせるような子どももいるでしょう。何かにつけてクレームを行ってくる保護者もいるでしょう。困難なことも多い上に、安月給であることに不満を感じることも多いはず。

しかし、辛いことばかりではなく、やりがいを存分に感じられることも多々あります。達成感や喜びを感じられること、それが未来に結び付くこと、社会にも貢献していること…保育士の仕事は現在から未来へ、お子さんの成長を感じられる夢のある仕事です。だからこそやりがいも味わうことが出来るのです。